ED塾(ドクターズアイ)

このコーナーでは、EDについて知っているようで知らないこともふくめて皆さんと一緒に正しい知識を得ていきましょう。

そもそもあなたはEDにあてはまるのか?

ED(勃起不全)とは、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること(日本性機能学会の定義)をいいます。

日本人に多いED

日本全国では1130万人、成人男性の20%がEDと推定されています。5人に1人の割合ですから生活習慣病を語るようにもっとオープンに議論してもよいですね。

40歳から70歳を対象にした国際的な調査では、日本人の34.5%が十分な勃起を得られることは「たまにしかない(中等度ED)」あるいは「全くない(完全ED)」と答えています。ブラジルで15.5%、イタリアで17.2%、マレーシアで22.4%ですから日本男性の突出した苦悩が察せられます。

原因は「こころ」と「からだ」の両方

あなたの生活習慣がEDを招く

  1. 器質性(身体に原因がある)
  2. 心因性(こころに原因がある)
  3. 薬剤性(処方された薬剤に原因がある)

に分けられますが、実際には混合していることが多いといわれています。

「器質性ED」の原因としてはその他に

「器質性」というのは具体的には次のような病気がEDの原因としてある、という意味です。

  • 心臓病
  • 動脈硬化症
  • 高コレステロール
  • 高血圧症
  • 糖尿病
  • 肥満
  • メタボリック症候群(メタボ)

メタボとは、高血圧+高インスリン+内臓脂肪+高コレステロールの複合した状態です。

これらはずばり「生活習慣病」ですね。


こころ優しい男性には「心因性」EDが多い

  • つ、不安神経症
  • ストレス
  • パートナーとの人間関係

男性は女性とはまた違った意味で「繊細」ですから些細な行き違いを気に病んで引っかかることもありますね。


病院で処方された薬もEDの原因になる

処方された薬剤がEDの原因になることもあります(薬剤性EDといいます)。

ED薬を必要とする中高年が服用する機会がある薬ですので、処方薬を服用している人は要チェックです。たくさんの種類の薬があるので薬剤師か医師に確認しましょう。

循環器系消化器系
降圧薬
血管拡張薬
脂質異常症治療薬
不整脈治療薬
利尿薬
胃十二指腸潰瘍薬                
鎮けい薬
抗コリン薬
中枢神経系末梢神経系
解熱・消炎鎮痛薬
抗うつ薬
抗けいれん薬:てんかんなどの薬
抗精神病薬:統合失調症やアルコール依存症などの薬
向精神薬:催眠鎮静薬・抗不安薬など
鎮けい薬
抗コリン薬

統計的な「危険因子」は・・・合計12因子です

  1. 加齢
  2. 糖尿病
  3. 肥満/運動不足
  4. 心血管疾患/高血圧
  5. 喫煙
  6. テストステロン低下
  7. 慢性腎臓病/下部尿路症状
  8. 神経疾患
  9. 手術/外傷
  10. うつなど精神的因子
  11. 薬物
  12. 睡眠時無呼吸症候群

「危険因子」12因子のうち7つは良い生活習慣でかなりの部分、避けることができそうです。

EDは生活習慣病です!

喫煙や慢性的な飲酒を続けているとEDだけでなく、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病をも引き起こしてしまいます。生活習慣病は自覚症状がない為放置しがちですが、EDの症状は実は、自分の生活習慣病を自覚できる初期症状の一つでもあるのです。

EDでお悩みの方や、自分はEDかもしれないと思われる方は上記の様に生活習慣の乱れがあるのではないでしょうか?それを改善し、規則正しい生活を心がける事でEDの根本的な改善につながりまた、生活習慣病の予防にもなるのです。

ED治療薬はあくまでも勃起をする働きを補助する薬なのです。EDが根本から改善されればED治療薬に頼ることもなくなりますので、保険が適用されないED治療薬を服用しなくてすむ為に経済的負担も軽減されますし、また薬を服用するわずらわしさもなくなります。健康的な生活を送るように心がけていればEDになる可能性も少なくなります。

当クリニックでは、ED治療薬だけでなく生活習慣病に関する処方を行っていますので、少しでも生活習慣病かもしれないと感じられている方はお気軽に医師までご相談ください。

たばこを吸うと勃起力が減る

例えば、喫煙に関しては、喫煙者は非喫煙者に比べ1.8倍もEDになる頻度が高いというデータもあります。喫煙によって陰茎に血液を運ぶ内陰部動脈の動脈硬化がおきますのでこれにより陰茎に流入する血液量が減って勃起の硬さが十分でなくなるともいわれています。

飲酒による肝機能低下で男性ホルモンが減少!

血中のアルコール濃度が高くなってくると勃起機能が低下します。慢性的な飲酒によって肝機能が低下すると、血液中のテストステロンという男性ホルモンが減少し性欲も低下してしまいます。

また、暴食によるコレステロールや中性脂肪の値が高くなっている人もEDになりやすいです。また、暴食や運動不足などにより肥満になった状態が続くと男性ホルモンの分泌を阻害し、これもEDの原因となります。不規則な生活リズムはホルモン分泌のバランスをくずします。

ED治療薬のネット購入による被害は自己責任です

日本ではバイアグラを始めとするED治療薬は全て処方薬です。処方薬とは、医療用医薬品のことで、何らかの病気にかかりそれを治すために医者が処方する医薬品、あるいは医師が処方箋で指定し薬剤師によって調剤される医薬品の総称です。よって、ED治療薬は医師の診察を受けない限り処方する事が出来ない薬です。

よくインターネットなどでED治療薬を購入しているという話を聞きますが、インターネットでの購入というのは個人輸入代行業者を利用し海外から薬を輸入し、手に入れているという、こういった不正規ルート(医療機関以外)で入手したED治療薬の半数以上は偽造品であるという調査結果がでています。また個人輸入代行業者はその名の通り、薬の輸入を代行しているにすぎませんから、もしその薬が偽造品だったとしても責任を問うことはできず全てが購入者の自己責任になります。

薬の偽造品は、効果が認められないばかりでなく、健康被害にあう可能性も高く、多くの死亡例もあります。しかもED治療薬の偽造品は一見本物と区別が出来ないほど精巧に作られているものがほとんどなので、本物かどうかを確認する為には成分鑑定などに出すしか手がありません。万が一本物だったとしても、ED治療薬には併用禁忌の薬があり併用すると命に関わる場合もあり、また一度に服用可能な数も決まっています。そのため、医師の診察を受けずにED治療薬の知識の乏しい状態での服用はとても危険な自殺行為です。

インターネットでED治療薬を手に入れるのは、医療機関から処方されるよりも安くすみ、診察などのわずらわしさもなくいいと思われている方もいらっしゃると思いますが、上記の様な多くのリスクがありますので、必ず医療機関を受診し医師の処方による正しいED治療薬の知識を得た上でご利用ください。

ED治療薬の都市伝説

『ED治療薬を服用すると効果が切れるまで勃起し続ける!』『ED治療薬には依存性があり、服用するとやめられなくなる!』『ED治療薬は精力剤とかわらない!』などなど。

上記の内容は全て誤解であり間違った認識です。

ED治療薬を服用すると危険だという誤解に対しては、ED治療薬を服用した人が死亡したというニュースが主な原因になっています。ED治療薬は医療用医薬品で併用禁忌の薬が複数あり、その薬と併用することによって命を落としてしまうようなものもあります。そのため、処方の際には必ず医師の診察が必要となり、併用禁忌薬を服用している方には処方はいたしません。

したがって、医師の診察を受け、正しい知識を得た上で服用すれば、ED治療薬は全く危険ではなくEDで悩んでいる男性に対してとても効果的な薬なのです。

ED治療薬は依存性がある、これは全くの間違いで、ED治療薬は依存性や習慣性などなく、それどころかED治療薬を服用することで性交に自信を取り戻しED治療薬を服用しなくても性交が問題なく出来るようになる方も多くいらっしゃいます。

服用すると勃起し続けるという誤解もまったくのあやまりです。ED治療薬は性的な刺激があってはじめて勃起をする薬です。服用したからといって常に勃起し続けるようなこともありません。

またED治療薬は精力剤とは異なり、服用することで精力が増進されるような作用はありません。また多量に服用することで更なる効果が望めると思われている方もいらっしゃいますが、多量に服用することは命を危険にさらすようなことにもなりかねます。ED治療薬は医療用医薬品なのです。

医師の診察のもと、正しい知識を得た上で、用法用量を守って服用してください。

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